僕の通っている公立高校は、最寄駅からバスで10分という微妙に辺鄙な位置に建っています。しかもこのバスの運行間隔が20分おきと、都心部にしてはイヤに長いため、生徒の多くは駅に自転車を置いておき、バスはあまり使わずに通学するというのがうちの学校の定番です。
僕もこの例に漏れず、高校の最寄り駅までは電車で来て、駅前の駐輪場に用意した通学用ママチャリで学校まで通っています。

このママチャリですが、実は「学校に行くだけの用途」ということで、家族の誰も使わなくなって家の庭で埃をかぶっていたもので、正直色々な個所にガタが来ている状態です。例えば、自転車も盗まれないようにカギを掛けるものですが、この部分が壊れて役に立ちません。このため僕は、やむを得ず近所のコンビニで買った「ダイヤル錠」で、通学用ママチャリに施錠をしていました。

高校に通い始めて一年ほど、すでにこのダイヤル錠でずっと問題も起こらずに来たのですが、つい先日「とうとう」と言うか、「やはり」と言うべきか、このカギにトラブルが発生したのです。
一年ほど雨風にさらし続けてメンテナンスも何もしなかったためか、このダイヤル錠が全く廻らない状態になってしまったのです。力自慢の友だちに頼んで、何とか開けるだけでも出来ないかとダイヤル錠を廻すことを試みましたが全くダメでした。

やはり、毎日使うものはある程度手入れをしないといけないと、僕はこの経験から学んだのです。