銀行の前で現金輸送車がインロックしてた話

通学の便がいいというのが1番の理由で、今のマンションに引っ越してきました。何しろマンションから続く商店街の真ん中には、子どもたちが通う小学校があり、児童の登下校を、商店街の人たちを含む地域住民が皆で、見守ってくれるのです。小学校3年生の時には、商店街の協力を得て、お店屋さん体験という行事もあります。これは子どもたちが1番楽しみにしている行事で、親は子どもたちが働いているお店にお客さんとして訪れます。しかし中には、その行事に協力してくれない商店もあります。

例えば小学校の斜め前にある、地元の信用金庫です。お金を扱う銀行という業種だから仕方ないのかもしれませんが、この銀行はいつも、現金輸送車が作業中に道路を塞ぎ、地域住民から反感を買っているという背景もあります。地域に対する協力姿勢が見られないので、余計に不親切な印象を与えているのです。

そんな銀行の前で、先日、ちょっとした騒動がありました。なんといつものようにやってきた現金輸送車が、こともあろうかインロックしてしまったのです。道路を塞ぎ普段から迷惑がられている現金輸送車なのに、車をどかしたくても車に戻れない状況になり、さすがの銀行職員や輸送車のドライバーも周囲に平謝りしていました。インロックを解除してくれる鍵屋さんはそうそう来てくれるはずもなく、現金輸送車のせいで通行不能となった商店街では、他の商店のオーナーが交通整理をする事態にまでなりました。

そんなトラブルがあってから、銀行職員が、商店街の朝の清掃に参加するようになったと聞きました。朝の清掃は子どもたちの登校時間に重なり、子どもたちへの防犯を兼ねての清掃になります。鍵のトラブルをきっかけに、商店街や地域との新しい交流が生まれたことは、銀行にとっても悪いことではないと私は思います。